書籍の画像PDF化、作業概要 【個別受託も可能です】
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紙の書籍から画像PDFを作ります。 (*は有償での作業です)
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粗いOCRによる透明テキストを画像に付加します。
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写真が多い書籍でPODを行う場合などは、400~600dpiにも対応しています。*
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独自の画像処理技術でルビを除去し、文字認識の精度を高めます。*
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版面の傾きを補正します。*
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紙面の黄ばみ、シミも極力除去します。*
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独自ツールを使い、書籍の目次から「PDFのしおり」を作成し、これが検索キーワードにもなります。
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電子出版で重要な書影(表1、背表紙)は画像を提供していただき設定します。
※ 既にPDFをお持ちの場合はご提供ください。
有償対応となるもの
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共著など、著者、執筆者が複数の場合。(追加分 3000円/名、名寄せします)
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著者が海外在住の場合、許諾、著作権料支払いなど対応できません。
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別サイズ差込、裁断不可(非破壊スキャン)、象嵌修正。
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書込みの除去、許諾不可頁や肖像権のある広告等の除去など。
販売開始後、支払額から相殺します
以下にようなコストは支払額から相殺するので、出版社からの支払いはありません。
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上記の執筆者数が書籍点数を上回る場合の差額請求。(雑誌の場合は大幅に上回るので個別交渉)
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画像PDF化で、紙面の美化や補正、POD向け600dpi対応
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Amazon電子復刻での1200円の固定レイアウトEPUB制作費 など
※販売開始後の半期ごとの清算で、40%の中から相殺します。
※「販売開始後5年間」の定義は、その電子書籍の最初の販売実績から5年間です。
著者印税についての基本的な考え方
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印税は出版社と著者間の契約となりますが、そのガイドです。
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紙とは異なり電子書籍は売価が不定でセット販売も多いので「販売価格の??%」ではなく「出版社売上の??%」で著者と契約してください。
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5年間は出版社も著者も少額ですが、6年目からは100%の売上となります。
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共同執筆の場合は、底本の印税分配率に拠りますが、不明の場合は頁数で案分します。
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セット販売の場合は、セットの売上を構成する底本の価格で案分します。
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共同執筆やセット販売内で権利者が判明できない場合は、後日判明する可能性があるので、不明権利者の印税の保管をお願いします。
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共同執筆やセット販売内に著作権切れがある場合は、その方も含めて案分するのが一般的です。
優先復刻したい出版物
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全集、叢書、学術書、雑誌、シリーズ物などセット販売が可能な書籍
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単行本はジャンルごとにまとめ、図書館が選書しやすい「デジタル選書」を作ってください。
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1960年代から2000年代の「出版隆盛期/黄金期」「電子書籍暗黒期」の良書
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国立情報学研究所 CiNii Booksで書名を入れ、大学図書館で収蔵館数が多いもの。
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※ 市場性が低く、販売が難しいものや、ひどく汚れた書籍は扱えません。
※ 画像ですので、カラー、段組み、複雑なレイアウトなどは問題ありません。
出版社:作業手順
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復刻対象書誌リストの提供 【登録用Excelダウンロード】
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大まかで結構ですので100~500点など多くの書籍を希望します。
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電子復刻基本契約の締結
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裁断可能な書籍の確保 古書店、ネット古書、出版社OB/OG、著者、図書館などから調達してください。
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表紙画像の提供(上製本や箱入り、巻き表紙の場合、表紙や箱をコピー機でスキャンしてください)
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コピー機の設定は、300DPI、カラーPDFでお願いします。余白などはこちらで画像加工を行います。
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書籍のスキャン業者への送付(段ボール箱に詰め、指定場所に送付してください)
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雑誌の場合、合本を優先してください。
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書込み(消してください)、別サイズ差込の有無などは事前に確認してください。
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※スキャンした書籍は、ご希望があれば、裁断した書籍を返却可能です。
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コンテンツやシリーズ単位の個別契約(Excelの表で行っています)
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【イースト】デジタル化、しおり設定、権利者リストの作成、権利者調査(約2ヵ月)
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権利者調査
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名寄せした権利者リストをご提供します。判る範囲で記載して下さい。
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「業務委託証明書」への捺印:イーストが権利処理を代行することの証明書です。
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電子版販売価格の決定、eISBNの付与
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電子書店に提供する場合は、固定レイアウトEPUBへの変換を行います。
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電子書店、電子図書館などへの提供
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書誌情報については、出版社とイーストで共同作業を行います。
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